肌のかゆみも更年期障害の症状のひとつ

更年期障害としての肌のかゆみ

更年期障害と聞くと、急なのぼせや発汗などのホットフラッシュ、イライラや落ち込みなどのメンタル面の不調などをイメージする方が多いのではないでしょうか。

 

しかし、このような代表的な症状のほかにも、更年期障害の症状としては、肌のかゆみがあります。中高年の女性の共通する悩みとしての肌の乾燥とかゆみですが、この症状もまた更年期障害によって引き起こされているのです。

 

なぜ更年期障害で肌がかゆくなるのか

では、なぜ更年期の女性は肌がかゆくなってしまうのでしょうか。その原因は、基本的には他の更年期障害と同じです。つまり、更年期を迎えるにあたっての体内でエストロゲンに代表される女性ホルモンの分泌量の低下となります。

 

閉経が近づくにつれて体内の女性ホルモンの分泌量は、これまでにない急激な勢いで減少していきます。その結果として、身体のホルモンバランスに乱れが生じます。ホルモンバランスの乱れは自律神経の失調を引き起こします。

 

自律神経が上手く機能しなくなることにより、肌の代謝が悪くなったり、ターンオーバーが上手く出来なくなったりするのです。また、コラーゲンなどの肌のみずみずしさを保持する成分も減ってしまうようですね。その結果として、肌の状態が乾燥し悪化し、しんどいかゆみへとつながっていくのです。

 

耐えられないかゆみは専門医へ相談を

更年期障害が原因である肌のかゆみは、たかが肌のかゆみとバカにすることの出来るものではありません。場合によっては、耐えられないほどの強いかゆみを引き起こすこともあるようです。

 

かゆみが気になって寝付くことが出来なくなって不眠症になってしまう方がいるほどです。そのような場合は、自宅でのセルフケアのみで治療をしようとせずに専門医がいるクリニックを訪れましょう。

 

そのかゆみの原因が更年期障害にあると特定できている場合には、婦人科クリニックがおすすめです。婦人科クリニックでは、ホルモン補充療法という更年期障害の治療を受けることができます。

 

前述のように、更年期障害が原因である肌のかゆみは女性ホルモンの分泌量の低下が引き起こしているものでした。ホルモン補充療法では、この減っている女性ホルモンを医薬品などを利用して安定するレベルまで引き上げるものです。

 

更年期障害の原因そのものを除去する治療法なので効果は確かなものがあります。もちろん多少の出費は覚悟しなければなりませんが、ひどいかゆみ悩まされ続けるよりはずっとラクになるはずです。

 

興味がある方は、ぜひ最寄りの婦人科クリニックに相談に行ってみて下さいね。

 

かゆみのセルフケアは保湿と食生活の見直しを

かゆみにかかわらず更年期障害の症状にはクリニックでホルモン補充療法をほどこしてもらうのがベストです。しかし、クリニックでホルモン補充療法を受けるとどうしても時間もお金もかかります。月に数万円の出費は覚悟しなければいけないでしょう。

 

肌のかゆみはしんどいけども、クリニックにいくほどではない。そんな時には、まず保湿ケアを見直しましょう。基本的なことですが、お風呂上がりのローションやクリームを丁寧に行うことはやはり大事です。肌にやさしくビタミンB2やビタミンB6などを配合したものがおすすめです。

 

また、同時に紫外線のケアも重要です。外出時には日焼け止め対策をしっかりと行い、肌をダメージから守りましょう。

 

これらの肌へのケアに加えて、更年期障害としてのかゆみには食生活の見直しがかかせません。大豆イソフラボンなどの特定の栄養成分を摂取することで、更年期障害の原因である女性ホルモンの分泌量の低下をくいとめることができます。

 

更年期障害に効く栄養成分としてはなかなか普段の食事からは摂取するのが難しいですが、サプリメントなどで補うことができます。日々の食事での栄養成分の偏りを自覚している方は、ぜひサプリメントを試してみて下さいね。