太りやすくなるというのも更年期障害の症状

更年期に肥満に悩む女性は多い

更年期障害の症状のひとつに肥満があります。簡単に言うと、身体に脂肪が蓄積されやすくなり、太りやすい状態になってしまうということですね。

 

中年太りという言葉もあるように、多くの更年期の年代の女性が肥満に悩まされています。

 

  • 今までと同じ食生活をしていたのにお腹がプヨプヨになってしまった
  • 特に暴飲暴食をしていたわけではないのに体重が増えてしまった

 

このように、20代30代で美しいプロポーションを維持していた女性であっても、更年期にさしかかると、突然に身体の体脂肪率が上がり、肥満体型になってしまうことがあります。

 

言うまでもないことですが、これは怠惰な生活が理由なのではなく、更年期障害という病気のひとつの症状なのです。

 

更年期に太りやすくなってしまう原因は

ではなぜ更年期には太りやすくなってしまうのでしょうか。その原因は、他の更年期障害の症状と根本的には同じです。

 

つまり、閉経を迎えるにあたっての女性ホルモンの分泌量の減少です。

 

ホットフラッシュやうつ症状、不眠などのさまざまな更年期障害の症状の原因である女性ホルモンの分泌量の低下ですが、「太りやすい体質になる」というのもまたこの現象が引き起こしているのです。

 

女性ホルモンの分泌量が減ると太る?

では、体内の女性ホルモンの分泌量が減るとなぜに太りやすくなるのでしょうか。その理由を簡単に説明すると次のようになります。

 

女性ホルモンの代表的なものであるエストロゲンには身体に脂肪を蓄積しづらくさせるという機能がある。

 

20代30代のエストロゲンを含む女性ホルモンが旺盛に分泌されていた時期には、このエストロゲンの機能のおかげで身体に脂肪がつきづらい体質を維持できていた。

 

しかし、閉経が近づくにつれてこのエストロゲンの分泌量が下がってしまう。このことに比例して、エストロゲンの肥満防止の恩恵を受けづらいくなってしまう。

 

その結果として、若い頃と同じ食生活をしていても身体に脂肪がつきやすくなってしまう。

 

このように、エストロゲンが更年期に減ってしまうことによって、肥満に悩む女性が増えてしまうのです。

 

肥満はさらなる疾病につながる可能性がある

  • もう人目を気にする年齢じゃないし肥満でも別に良い
  • 今さら恋愛などをする気もないし、多少は太ってても良い
  • 周囲の同年代もぽちゃっとしてるし、自分もちょっとぐらい太ってても良い

 

もし、更年期における肥満に対してこのような認識をしているならば、それは要注意です。肥満というのは、ただ見た目が悪くなるということだけの問題ではないのです。

 

更年期以降の肥満は、動脈効果や糖尿病、心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気につながるリスクをグッと上昇させてしまうのです。

 

更年期以降の肥満への対策は

では、この更年期障害の症状のひとつとしての肥満にはどのように対策をしていけば良いのでしょうか。第一に考えるべきことは、摂取カロリーを抑制することです。

 

上記のように、これまでと同じ量だけ食べているだけなのに太ってしまうのが更年期です。この対策としては、単純ですが、意識して食べる量を減らしていくということが必要になります。

 

最近流行っている炭水化物を一切カットみたいな極端な食事制限は身体への負担が大きいのでやめましょう。ただでさえ体調を崩しやすい更年期に無茶な食事制限をするとさらなる体調の悪化を招くことになります。

 

心掛けるべきことは、20代30代の頃の食事よりもちょっと全体的に量を減らすことです。

 

腹六分目、七分目といった感じでしょうか。お腹一杯食べることはやめて、ちょっと物足りないかなぐらいのところでセーブすることが大事です。

 

最初はつらいかもしれませんが、そのような食生活に身体が慣れてくると、特に意識することがなくともスマートな体型を維持することが出来るようになります。