更年期障害の症状としてのうつ状態

更年期の女性は気持ちが沈みがち

更年期障害に悩む女性は、精神的に不安定な状態にあります。

 

  • 明確な理由もないのに、朝、布団から抜け出すことが出来なくなってしまう
  • 気分が晴れず、何をしても落ち込んでしまう
  • ちょっとしたことですぐに泣き出してしまう
  • 人と会いに外出するのが億劫に感じてしまう

 

このような感覚は、多くの更年期の女性に共通するものです。程度の差こそあれ、このようなうつ状態は更年期障害の症状としてはメジャーなもののひとつです。更年期の女性の多くが気持ちの急な浮き沈みを体験していることと思います。

 

更年期障害としてのうつ状態の原因

この更年期におけるうつ状態の原因は、他の更年期障害の症状と同じく、体内のホルモンバランスの乱れにあります。閉経をするにあたって、女性の体内ではエストロゲンなどに代表される女性ホルモンの分泌量が急激に低下します。

 

このために体内のホルモンバランスが乱れてしまい、自律神経が上手く機能しなくなってしまうのです。その結果のメンタル面への影響として、うつ状態となってしまうというわけです。

 

また、この女性ホルモンの分泌量の低下という直接的な原因に加えて、更年期の女性には多くのストレスがかかります。

 

  • 結婚、出産などによる家庭環境の変化
  • 仕事で責任あるポジションになったことによる重圧

 

これらのこれまでにないストレスが、ホルモンバランスの乱れで弱っている精神面に直撃するのです。その結果として、なかなかに抜け出せないうつ状態の沼に入ってしまう女性も珍しくはありません。

 

更年期にうつ状態になりやすい女性の性格とは

同じ更年期に年齢が差し掛かった女性であっても、その人の性格によってうつ状態にはハマりやすい人とそうではない人にわかれます。ずばり、うつ状態になりやすい人とは以下のような性格の女性です。

 

  • まじめ
  • 自分に妥協を許さない
  • 完璧主義
  • 理想が高い
  • テキパキとしている

 

このようなタイプの女性のほうが、更年期のうつ状態に悩みがちであると指摘されています。もし、あなたがセルフチェックで上記のような性格を有しているならば、うつ状態のスパイラルに陥らないように予防をする必要があります。

 

更年期のうつ状態を予防するには

では、更年期障害のひとつとして襲ってくるうつ状態は、どのようにして予防すれば良いのでしょうか。

 

まず第一に意識するべきことは、セロトニンというホルモンを多く分泌させるような生活習慣を心掛けるということです。セロトニンが分泌されると、人は幸福感を感じます。その結果として、うつ状態を跳ね返すことができます。

 

このセロトニンは、トリプトファンというアミノ酸の一種を摂取することで分泌されるホルモンです。トリプトファンは、肉類、チーズ類、ナッツ類などに多く含有されています。日々の食生活にこれらの食材を盛り込んでいきましょう。

 

第二に意識するべきことは、自分に対してやさしくなるように心掛けるということです。上記のような自分に厳しいまじめな性格の人のほうがうつ状態にはまってしまいます。

 

なので、そのような性質を上手くごまかし、自分を甘やかせることが必要になります。ゴール設定を緩やかししたりすることによって心に余裕をもたせることが必要になります。

 

これらの2つの予防法を実践してみても、どうしてもうつ状態から抜け出せない場合には、思い切って、専門医のもとへ駆けつけましょう。

 

うつ状態を理由にお医者さんのもとへ行くことをためらう方も多いですが、それは決して恥ずかしいことではありません。

 

婦人科にいけば、更年期障害の原因を治療するホルモン補充療法を受けることができるし、心療内科などにいけば、適切な薬を処方してもらったり、認知行動療法といううつ状態に効果のある治療を受けることができます。

 

いざとなったら、これらの専門医の力を借りることも選択肢として残しておきましょう。